午前、漢方医を受診して薬を処方してもらう。
薬を飲みだして17年目になる。
午後、洋裁の学校を見学に行く。
帰って夕飯を用意して、ひさしぶりにピアノをひいた。
腕の筋肉がすっかり萎えて、指もちっともうごかなかったけれど、
ひとつのフレーズをなんどもなんども練習するのがここちよかった。
母がかえってきて、ひさしぶりに二人で会話しながら夕食をとった。
「結婚しないでずっとひとりで暮らしてて、歳をとってから精神病になる女の人が最近多い気がするわ。」
と話し出す母の職場は、とある老人保健施設なのだけれども。
同じような話、前にもきいたよな。。。と思う。
私「まあ、もともとその気があって、結婚できなかったのかもしれないけどね」
母「そうかな・・・そういう人、どこ(の施設)も引き取り手がないから困るんよね。
うちでも、今日、断ったんよ。」
私「そうね。今は、無いよね。」
(わたしは病院ではたらいていたのでそのあたりの事情はほんの少しだけ想像ができるのだった)
母「でも、これから、独身のまま歳とってく女の人はどんどん増えるでしょ」
私「うん。多くなるよ。でも、私たちの世代になれば、そういう人ばっかりの施設みたいなのもできるんじゃない?
あと、ゲイのひとの、と。それで、みんなで助け合っていきていくから。笑」
母「そうやね。助け合って、ねえ 笑」
はい、たすけあって、いきますから。
だめならだめで、しょうがない。
あの日からちょうど2か月がたった。