2011年10月22日土曜日

10月6日

エコ配(自転車で集荷と配達を請け負ってくれる配送業)の「榎本くん」が最近の社長とわたしのブームである。
今日も集荷を依頼していた。
わたしが夕飯の買い物から戻った時、まだ荷物が残っていたので
「榎本くんまだ来てないんだね」と社長に尋ねると
「さっき電話かかってきてさあ、『あと10分ぐらいで着くので、下で待っててくれませんか』って言うの。
『ほんまに10分で来るの?5分なん?10分なん?』ってきいたら、
『7分ぐらいです・・・』って言うから、『7分後やね?じゃあ7分したら降りるから』って言っといてん」
とのこと。
「降りる」とか「下で待つ」とかいうのには事情があって、
うちの事務所はビルの5階にあるのだけれど、
夕方5時すぎになると、大家さんが1階の入り口の鍵を外から閉めて帰られるので、
それ以降のお客さんには、入り口から事務所まで電話をかけていただいて、
わたしたちが下まで降りて鍵を開ける必要があるのだ。

エコ配の榎本くんは、少しでも集荷を効率よくしたかったのだろう。

さて、「7分後」に降りていった社長は、それから10分ぐらいしてやっと上がってきた。
そして、お腹をおさえていた。
社長 「なんかさあ、結局待たされてさあ。
    やし、榎本くんに『もう、外で待ってるの寒いから、今度から、下についたら、呼んでくれる?』
    って言ってん。そしたらさあ。」
わたし「うんうん」
社長 「(ちょっとはあはあしながら)そしたらさあ。榎本くん。
    (上を見上げて5階の窓のほうをみるような仕草をしながら)
    『ええっ、聞こえますかねえ・・・?』って言うねん。。」
わたし「ううっ」
社長 「笑ったらあかんと思ってんけど、爆笑してしまってさあ。
   (はあはあしながら)『電話、持ってないの?!』って聞いたら、 
   『ああっ!持ってました!』って言うねん」
わたし「ううっ 榎本くん。。。」
ふたりで真っ赤になるくらい笑った。

社長は榎本くんの携帯番号を事務所の電話に登録している。
この近辺の産業を支えている、エコ配の榎本くん。
辞めないでずっと続けてほしい。