2011年10月22日土曜日

10月7日

心と体の具合がまずい感じがつづいていて、これはちょっと誰かの助けが必要だとおもっていたところ、
ちょうどえり子さんがおすすめしてくださったので、ヒーリングを受けた。
チベタンパルシングヒーリングというもの。初めて受けた。

ヒーラーのひとがわたしの体のうえに立ったり乗ったりしながら、いろんなふうに体に圧をかけて、エネルギーを送ってくれるような感じ。
そして、体勢を変えるあいまあいまに、いろんなことを伝えてくれるのだった。
「いろんなことを思ったり考えたりしてるんだけど、いつもそれを他人みたいに見てるのね。
じぶんのことを他人みたいに思ってる」
「うさぎタイプね。うさぎって、あなぐらのなかに入ってて、ちょっと顔出して、
そのときにちょっとでも風が吹いたら穴の中にもぐってしまう。
それで、虎タイプとかライオンタイプの人からは、『弱虫』って苛められたりするんだけど、
うさぎは、ちゃんと理由があってそうしてるし、うさぎにはうさぎの強さがあるの。
だから、無理に狼のふりをしたりしなくていいの。」
「中はものすごく熱いんだけど、外側がめちゃくちゃクール。あと、こころの中ではものすごーく、人に頼らずに生きていきたいっていう気持ちが強いのに、外側はなんか、大正時代の女(笑)みたいに見えたりするのね。
そういうギャップが、なんか、おもしろいっていうかねー。」

おへそのまわりに、肉がかたくて痛い場所がある。
そこに、ヒーラーさんの手指が、ずずっと入ってきた。
わたしは目を閉じるようにいわれていて、何がどうなっているかはわからないけど、
感覚がなくなるぐらい深部までヒーラーさんの手が入ってきたみたいな気がした。
レーザー治療をうけるってこんなかんじかな、と思ったりした。

それから、そのもうすこし下ぐらいのところにも、ヒーラーさんの指が当たった。
「そのへん、なんか、かたい気がするんです」とわたしは伝えた。
漢方医の触診のときも、「ここ、なんかあるね」といわれていたのだ。

ヒーラーさんのはなしでは
「ここね。あなたの、今いちばん問題があるとこなのね。チャクラって、わかる?
ここは、第2チャクラっていうんだけど。あなたの第2チャクラ、完全に閉じてしまってるの。
この場所っていうのは、『はらがすわる』とか『はらをきめる』とか、それこそ、『はらをたてる』、そういうところでね。
エネルギーの大元なの。ここが、傷ついててね。
それは、前世で弱い立場にあったときに受けたものだったり、もう、いろいろなことがあるんだけれども、
その傷を守る為に、閉じてしまったのね。
あなたの場合は、子どものときに、じぶんで閉じてしまったのね。あなたは、正当に怒っていたのだけれど、それを否定されて、その怒りを封印してしまったのね。
『怒っている自分がいけないんだ』と思うようになって、怒っている人を見るのも嫌だし、自分が怒るのも、嫌になって。
そうやって、子どものときに、閉じてしまった。
怒りを封印するというのはね、さっきもいったけど、『はらをきめる』とか『はらをすえる』とかいうことと、すごくつながっててね。
あなたは、怒らなくなったかわりに、『決断』ができなくなっちゃったわけ。
ここが閉じてるとね、今わたしは、脚の方へエネルギーを送ろうとしたけど、あなたも、なんとなくフヨフヨっと感じていたとは思うけど、お腹でブロックされてるぶん、エネルギーがとどかないのよ。
あなたの場合は、外側のクールさによってもブロックしてるからね。
外側と、腹との両方でブロックをしてしまってるので、何ものもあなたのなかには入れないようになってるの。
ハートのほうでは、『いつまでもひとりぼっちっていうのはどうかしら』と思っていたりはするんだけどね。

だからね、封印された怒りを、ぜんぶ、ハートできいてあげること。
こうやって、左手はハートチャクラのところにおいて、右手はこっちの第2チャクラにおいて。
そして、『あいつ、やな奴だ!』って第2チャクラが言ったら、ハートのほうで『そうだそうだ、おまえは正しい』って言ってやるの。
可笑しいかもしれないけど、ほんとうに、子どもが駄々こねるようなものだと思って、
どんなことでも、『そうだそうだ』ってきいてやるの。」
とのことだった。

わたしはヒーリングのあいだ、ずっと泣いていた。
ヒーラーさんは帰る前に
「きょうは色んな風景がみえたり、色んな人の顔が浮かんだりしたかもしれないけど、
それはすべて、もう終ったことだから。」
「ヒーリングは今日から3日間つづきます。そのあいだ、あなたにしてほしいことは、あなたにとって大事なことは、
わがままに過ごすこと。寝たいときに寝て、たべたいものをたべて、嫌なことは断って。
わがままっていう言葉はわるいようにきこえるかもしれないけど、『我が儘』にあるっていう、大事なことでもあるのよ。
あと、大好きなものをわざと『大っきらい!』って言ってみるのもいいわ(笑)」
「最後に、眼のところ、やりましたけど、そのときに、あなたの『クール仮面』、ちょっと外しておいたから(笑)」
「こうやって、最後に話をするのは、目が覚めた時に、夢だったと思う人がいるからなんです。
一旦目ざめてもらって、こうして話をしてから帰るのね。またいつかゆっくり会いましょう」
と言って、わたしを寝かせて、帰っていった。

目が覚めたとき、やっぱり、全部夢だったんじゃないかと一瞬思った。
もちろん夢ではなかった。

わたし自身が一瞬でなにか劇的にかわったような気はもちろんしないし、
なんだったんだろう、わたしはどうなってくんだろう、とおもったり、
「全てはおわったことだ」と言われると逆にいろいろなことを思い出したり、
ワガママってどういうことだろ、今でも充分ワガママしてない?とおもったり、
第2チャクラについて調べていろんなことが納得いったり、
そんなこんなで、大揺れに揺れて不安定に夜をすごした。