2011年12月4日日曜日

11月1日

洋裁学校にて、スカートの裏地を縫った。
裏地をこんなに真剣にカットしたり縫ったりしたのは初めて。
裏地って、なんてあつかいがむつかしいんだろう。
ぴっちりと待ち針で型紙を留めていても、
カットする鋏のさきからつるつると逃げて、
いびつなカーブとがたがたの端っこにぎっくりさせられる。
意地悪い。
こんな生地でも、あつかいに慣れたら、うつくしく裁断することができるようになるんだろうか。
うつくしく裁断できるようにはなりたいけれど、
わたしはあんまり、あの、裏地の素材というものがすきではない。
できるなら、個人的にはあんまりつかいたくないんだ、ほんとのところは。
そんなちょっとした葛藤をおぼえながら、
だけどこれは勉強だから、眼をぎっとひらいて、裏地を裁断し、アイロンをかけ、ミシンで縫った。
真剣に。
真剣すぎて、酸素が足りなくなったりした。