2012年3月2日金曜日

1月13日

とうとう、完全に、携帯電話がこわれた。
ひとつき以上前から、こわれかけているのをだましだまし使ってきた。
携帯電話をもつのを、もう辞めようかなと思ったりもしていた。

きょう、もう二度と、電源が入らないようになった。
電話のいのちがもえつきるまで使ったような気がして納得し、
観念してお店へむかう。

お店で、あたらしい電話について、
まずどんな手続きをして電話帳をとりこんで、とか、
いろんな面倒そうな話をきく。
ひとりで実行する時にぜったい思い出せなくなりそうな操作があったから、
しつこいとおもうぐらい店員さんにたしかめておく。

「だって、このくらい分からないひとだっているもん」とひらきなおって、
わかるまでしつこくきいておこうって思ったのだった。

そうして黒い分厚い電話をお店のひとに渡して、
あたらしい白い電話をうけとったのだった。
いままでとはぜんぜん、てのひらにうけるおおきさも、重みも、温度も、ちがう。

電話を変える手続きはだいきらい。
でも、新しい電話は、やっぱりとても便利なものだってことを、知ってしまった。
電話がかわるときって、ちょっと、自分のなかでひとつの長い季節がおわった気分になる。