午前中、またじんましんの薬をもらいにいく。
帰ると、ものすごい眠気。
こういう眠気はひさびさだった。
たべるものがかわってから、目覚めがまえより良くなってきた気がするのだけど、
今日は、だめだ。
今日は、眠る日にしてしまおうと思って、眠った。
山の中で雨に濡れていたら、さえ子さんに出会った。
山の中で雨に濡れていたら、さえ子さんに出会った。
濡れた服を脱ぎな といわれる。
そして、さえ子さんが、お茶室のようなところへいれてくれる。
奥の部屋でねかせてくれた。
その部屋には、黒いおおきな、漆ぬりの机がおいてある。
机の端のほうに浅い彫り物がしてあって、
よくみると、それはさえ子さんによく似た天女のすがただった。
目ざめたらさえ子さんがふすまをあけてはいってきた。
わたしが起き上がり「これ、良いね」と机の彫り物を指差すと
さえ子さんは「ええやろ」と少し笑う。
さえ子さんのたててくれたお茶が、とろりとしておいしく、
「ああ おいしい」とおもって、眼を閉じたら、
こちらの世界で目が覚めた。
そして、さえ子さんが、お茶室のようなところへいれてくれる。
奥の部屋でねかせてくれた。
その部屋には、黒いおおきな、漆ぬりの机がおいてある。
机の端のほうに浅い彫り物がしてあって、
よくみると、それはさえ子さんによく似た天女のすがただった。
目ざめたらさえ子さんがふすまをあけてはいってきた。
わたしが起き上がり「これ、良いね」と机の彫り物を指差すと
さえ子さんは「ええやろ」と少し笑う。
さえ子さんのたててくれたお茶が、とろりとしておいしく、
「ああ おいしい」とおもって、眼を閉じたら、
こちらの世界で目が覚めた。