すこし静かにもぐるようにかんがえてから、出勤。
これからはじめていくふたつの仕事についてのこれからの計画(朝かんがえていたこと)を、社長とかたりあう。
コストの計算のためにいろいろなことをしらべる。
お昼ご飯はいつもたいてい、うめぼしのおむすびと、もうひとつのおむすび。
きょうのもうひとつのおむすびは、黒米のおむすび。
夕方、ゆりちゃんがあらわれる。
このところなにかと出会うことのおおいわたしたち、仕事のうえでもパートナーシップをくむことになったのだ。
ゆりちゃんの新作があがりつつあり、そのおもしろさとうつくしさに感嘆する。
このよろこびをいちはやく共有できるなんて、とても贅沢なきもち。
ゆりちゃんがイメージを形にするときの、その精度は、
ゆりちゃんのきもちの濃さと、ゆりちゃんの行動の筋の通りかたをそのままあらわしている。
まよいつつ、気遣いもしつつ、だけど、芯をまげることは結局のところぜったいにしないようになっている、
ゆりちゃんの物事のえらびかたが、そこにすべてあらわれている。
はやくみんなに見せたいけれど、そのために、ゆりちゃんも私も、さまざまな準備が必要。
(たのしみに待っててくださいね。)
そして、この数日は、すぐそばに、まみこさんの姿もある。
突如として、はなやかに、活気づいている事務所。
すうーっと、何の障害もなくすいつけられるように、みんなが集まってきた。
わたしたち全員、初めての仕事で、もちろん先もみえなくて、
それぞれに、頭と心と体とがばらばらになってしまいそうな緊張感の、毎日。
だけど、みんなで笑うと、すらっとすこやかになれる気がする。
夜、みんなでごはんを食べた。
縁っておもしろくてふしぎ。