お昼に豚足(父の好物)がお皿にのっていた。
ひとくち、あのジェル状の皮をくちにいれたらおえっとなり、
しばらく咀嚼はしてみたのだが、
ささっと席をたってはきだした。
夕方に鶏の唐揚げがお皿にのっていた。
それをひとつ、よくよく噛んで飲み込んだ。
ふたつめもよくよく噛もうとしてみたが、
すでにじゅうぶんおえっとなっていたので、
また ささっと席をたってはきだした。
それだけのことがこころのなかでいろいろふくらんで、ちょっとかなしくなったのだった。
柳田に「いまごろになって少女時代にはまってしまった なんかつらくなったときとかに最高。」とメールした。