おとといおえっとなってから、胃がきりきりしている。
朝ご飯は、りんごはんぶん。
きょうは大事な日。
願いどおりに空が曇ってくれたので、ありがたいことだとおもいながら外に出たけど、
やっぱり駅につくまでに、猛烈にじんましんがでてきてしまう。
あああ と心がくらくなったが、
ちょうど電車に乗っている時間が1時間だったので、京都に着く頃はもう、
顔もからだも怪獣のようではなくなっていた。
たすかった。
竹井戸さんと会う、約5か月ぶりに。
高嶺さんの展覧会を、それぞれ北側と南側でみる。
竹井戸さん「わかった〜?」
わたし 「うんうん。笑 竹井戸さん、あっちがわにいたとき、何の曲かかってた?」
竹井戸さん「もう、わたしがあっちいたとき、めちゃめちゃおもしろかってん。おじいさんが。
おじいさんがやってはって。曲は、チェッカーズやった」
わたし 「わたし、あっちがわにいたとき、髪の長い、若い女のひとだった。
それで、CCBの、『ロマンティックがとまらない』。」
ふたりでしばらく笑ってから、お茶をのみにいった。
シナモンミルクティーを飲みながら、この5か月のことを話した。
わたし 「あ、それでね、わたしまた日記、書いてるんだ」
竹井戸さん「前のんは?」
わたし 「前のは、もう、無いの。で、あたらしいのをまた始めてるの。」
竹井戸さん「そうなんやー。一旦やめたけど、でもまた、書きはじめたってことは、
やっぱり、書きたいっていうきもちがあるんやね。」
わたし 「うーん、なんかね、もう、どんな日があってもいいやって思うようになってね、
どんな日があってもいいし、どんなこと書いたっていいから、それをずっとやってたら、
どうなるかなって思って。
って今、話して、自分がそう思ってたって事、おもいだした。」
おもいだして、このところのつらさをじぶんで許せるような気持ちがした。
竹井戸さんは、子どもとかかわる仕事をしていて、とても充実している様子。
わたし 「ね、竹井戸さんは、やっぱり、ひとをそだてる人やんねえ。
竹井戸さんの思ってないところで、竹井戸さんに育てられたひとがいっぱい居ると思う」
竹井戸さん「やーーー そうかなーーー」
竹井戸さんに、5か月ごしにやっと、絵を渡せた。
わたしがもういちど、ものを作っていこうと思ってから最初に描いた絵が、竹井戸さんのところへ行った。
夜、帰ってきて、おなかがすいたのに気づいて、そういえば朝にりんごはんぶんしか食べていないことを思い出した。
家を出る前につくっておいたおかずをたべた。
おいしかった。