2011年6月1日水曜日

6月1日

マレーシアで暮らす妹と甥と姪の滞在がはじまった。
甥8歳、姪5歳。それぞれのミドルネームが"rain"と"moon"なので、
ここではかれらのことを「アメ」「ツキ」とよぶことにする。

アメとの会話。
「crystalは、生きてるか、生きてないか、どっちだと思う?」
「うーん、生きて、ない。」
「そう。生きてないだけど(←ところどころこういう日本語になる)、大きくなるよ」
「ああ、そうだよね!アメ、それは学校でならったの?」
「ううん、internetでしらべたの」
「へえー、アメはじぶんのパソコンをもってるの?」
「うん、でも、ぼくのcomputerは、おそいの。チチの、父の、computerは、はやいの。」

「父」という言い回しについて指摘するかどうか一瞬迷ったけど、とりあえずそのままにした。
雨のなか、傘をさしてスーパーマーケットへ行く。

アメ、「もし、雨が、毒だったら、ちょっとも濡れたらダメだし、いろんなコトあるね。
ひとつは、海に入れない!」
と言って、傘から体がはみでないようなパフォーマンスをたのしんでいる。

「アメの言ってることは正しいよ、それはほんとうのことになったよ」
っていう言葉を今言うかどうか考えているうちに、
タイミングをのがした。
まあ、みずから濡れない様にしているわけだし、と思った。
そのあとで、やっぱり、ちゃんと伝えるべきかも、と思ったけどタイミングを逃した。

私の声が出ないせいか、2人ともときどき囁き声になったりしていて静かな午後。
お片づけも促せばできるようになってきたし、静かに一人で遊べる時間もできてきた。
2人ともすこしずつ成長してきてるんだ、とおもう。
アメとツキは、ふたりだけで会話するときは英語を話してる。
とても早口で、すこしマレーシア訛りもあって、私はほとんどききとれない。

ツキとはアイロンビーズで遊ぶ。ツキはハート型のプレートを選んでいた。
私は、いろいろな緑のビーズばっかりを使って丸いのを作った。
ツキのつくったハートにストラップようの金具をつけて、ツキのキャリーバッグにつけてあげた。
ツキのキャリーバッグには、マレーシアから持ってきたお気に入りのブランケットが入ってた。
アメ「ツキのblanketはねー、くっさいの。ツキは、洗うのがいやだから」
私 「それはあなたたちのマミーの子どものときといっしょだわ」
キヒヒヒ、と笑うアメ。
アメの背中をぶつツキ。

さんざん遊んだ後の夕方に「あああ つまんないー つまんないー 何かしようよー」と言い出すアメをみて、ああ、そういうところは変わってないな、とおもう。

明日はもうひとりの妹のところへ泊まりにいくのを楽しみにしている2人。
わたしはやっぱり疲れたので、泊まりにいってくれるとちょうどいいかもと思う。
私のベッドでごろごろしながら「あしたもニホンにいるのかなあ」とかわいらしい声でいうツキ。

She says "I like pink and yellow and sky blue."