2012年2月25日土曜日

1月8日

今日はわたしのアトリエ部屋の大々的な整理をする。
両親とわたしの3人がかり。
この部屋は、もうひとりの祖母が暮らしていた部屋。
その祖母はまだ生きているけれど、今は、動いたり食べたり話したりすることができない。
見たり聞いたり、わかったりすることがどれくらいできているかは、わからない。
その祖母のもちものをどうこうする・しない ということについて、
この数年、誰もが何も決められなかった。

これまで抵抗を示していた父が口をきって、大きな箪笥とベッドを解体した。
ほんとうに古い箪笥をひとつだけ、のこした。
ひろびろとしたスペースに、わたしのキャンバスなどを収納するように と母が言う。
どんどん、祖母のものではなくなっていく、この部屋。

昼過ぎに、妹があそびにやってきた。
ちょうど今朝、彼女がなくしたといっていた編み物の本がうちで見つかったところ。
妹は、「2001年宇宙の旅」のDVDを貸してくれる。

わたしは、数日前におもいついたあることを、妹にうちあけた。
よき協力者になってくれそうだ。
わたしのこころのなかに芽をだしかけているものが、長い時間をかけてもいい、
ちゃんと育ちますように と願う。