朝起きて階下へおりると、まだアメもツキもめずらしく眠っていた。
ジョビン(義弟、50歳)がひとりでテーブルについている。
わたしが朝ご飯をたべていると、話しかけてきた。
「君の絵をみたけど、いいね」
彼はわたしのアトリエ部屋で寝泊まりしているのだ。
「ありがとう」
びっくりした。
そして彼は、ビジネスマンとしての見地から、2つ3つの助言をくれた。
とてもうれしい。
そして同じような助言をいままで数人のひとからもらっていることに気がついた。
その後、いろいろとぎこちなくわたしがジョビンと話をしていると、
アメが起きてきてニヤニヤしながら近づいてきた。
大人同士の会話の出来る程の英語をぜんぜんはなせないわたしと、
ジョビンとのコンビネーションがさも不思議だとでも言いたげに。