「僕、きたよ!」とアメ(甥、8歳)。
ああ、8歳って、まだこんなになついていてくれるんだな、と思った。
かけよってきてわたしに抱きつくツキ(姪、5歳)。
ついつい、アメよりもツキによけいに触れて抱いてしまうわたし。
ほんの一瞬、ちょっとだけさみしそうな顔をするアメ。
人見知りしてるのはわたしのほうなのか?
ジョビン(義弟、50歳)は朝から、ダイニングテーブルでパソコンをひらいて、
紙に絵を描いている。
くろいサインペンで、紙にコマわりをして、
さらりさらりと、あざやかな筆致で描いている。
ジョビンの職業は、テレビのCMディレクターだ。
絵コンテを描いている様子。
わたしの義弟たちはどっちも、絵を描くひとたちだな
と、描いている背中をみながらコーヒーをいれた。