社長があたらしくたちあげたブランドの内見会が、いよいよはじまった。
わたしはインターネット上での広報的な役割をするということになり、
会場で社長とうちあわせ。
社長は朝目眩がして、しばらく会場でやすんでいたそうだった。
なかなか倒れないひとほど、からだのなかにたまっているような気がして、心配だ。
それでも、打ち合わせのときには社長はいつものあかるく元気な社長で、
ついつい私もいつもと同じようにふるまってしまう。
夜は、かかわっているメンバー全員でうちあげに。
谷口氏と赤松氏のおふたりはきょうもまた、弥次喜多コンビらしく、ちょっとしたことをけなしあうのである。
相手になにか、けなすポイントをみつけたときの、真剣に嬉しそうな感じが、
第三者からみると、たまらなくおかしい。
帰り道、社長が最近見た夢をはなしてくれた。
いつぞやの、「置屋の夢のシリーズ」だ。
社長はその、「江戸時代の、置屋のような、風呂屋のような」場所の夢をたびたびみるそうで、
みるたびにちがう登場人物としてそこにいるのだそうだ。
今回はなんだか切ない恋愛ものの話だった。