2012年2月19日日曜日

1月3日

やっと、年賀状をかきはじめる。
書く、というか、描く、が主だ。

色をえらびはじめると、こころがちがうところへうつっていく。
その、ちょっとちがう場所にいるとき、なんだか幸せだ。

なんとなく急に、父との関係をかえようと決心した。

父に、旅行の感想をいろいろとたずねてみる。
わたしが急に自分から話しかけたので、少し驚いていたようだが、
うれしそうに話しはじめて、とまらなかった。

父に対して、どうしてもどうしても向けてしまうことをとめられなかった憎悪、
あれはいったいなんなのだろう。
父という個人に対してだけではない、
なにか、父という存在にいろいろなものを投影させてわきおこる、憎悪の感情、
であるような気がする。
すべて、わたしのなかにある記憶からおこっているんだろう ということだけ、つよく感じていた。

憎悪をひとにむけることで、じぶんを憎んでいく。
それを、どうやってもとめられない、ということが、とても苦しかった。
ここさえ抜けられたら、ほとんどなにもかもがオッケーになるんじゃないかと思うぐらい、
このことは、なんだかおおごとだった。

どういうわけか、今日の朝、すっと抜けられるような気がしたのだ。
そのタイミングがやっと来た、と、なぜか確信した。
なにがどうなっているのかよくわからないけど、
とにかく、そうだったんだ。