2011年7月28日木曜日

7月22日

ひとりの朝。
屋上と、外の庭と、中の植物に水やり。
屋上でとったきゅうりを糠床にしずめる。

いちど忘れ物に気がついて、とりに帰る。
家を出て数十歩歩いたところで、お気に入りの、はなちゃんにもらった水晶でつくったピアスを片方落としていることに気がつく。戻ってみるが、みつからない。
ほそながい水晶が半分に折れたのを、右と左にわけてぶらさげていたから、
そのペアはもうほかに1つも無いものなのに。

とてもかなしい。
しかし、今日はなぜか、その前からすでにかなしいのだった。
職場についていつものように笑顔のまみこさんに、おもいきってたずねてみた。
わたし  「ねえねえ、とくにわけもないのに、何か気持ちがかなしいとき、ある?」
まみこさん「あるよー。そんな時ばっかだよー」
わたし  「そうなんだ。やっぱ、そうか」
まみこさん「なんだろねー。気圧とかかな?」
わたし  「うん、それはあるよね」

夜9時。オランダのえり子さんと、スカイプで会議。
わたしはスカイプで「しゃべる」というのがとてもとてもへたくそで、
異常に緊張してしまうので、文字でチャットをさせてもらえるよう懇願。
えり子さん、まどろっこしくてかなわないと思ったにちがいない。
だけど、文字で話し合ったおかげで、きちんとえり子さんの言葉が残されたので、
あとで読み返すのにとても都合がいいのだった。

なんだかんだとまとめをしていると終電ちかくになったので、社長とともに急いで帰る。
駅についた頃に、携帯電話を事務所にわすれたのに気がついた。
終電に乗られないと困るので、電話はあきらめることにした。
なくしたりわすれたりすることの多い日。
night flower 2