2011年7月30日土曜日

7月29日

あきら、あかね、ゆかちゃん、柳田、
サキ兄、まみこさん、さえ子さん、ゆうこちん、
ねこさん、えみちゃん、ナツトくん、チサトちゃん、のんちゃん。。。。
いつものみんなが集まっている。

みどりちゃんから「同じ時間にライブなの。祈りながら演奏するわ」とメール。

いつものみんなが集まってるけど、
黒い服を着たり、泣きはらした目をしたりしていて、それでお酒をのんだり、お漬け物をたべたり、している。
「全然わからない。」と言いあっている。
ふざけあって笑える時間と、涙を流す時間とが、一緒に、ばらばらに、やってくる。

「嘘っぽすぎる。なにもかも。体をみても、嘘にしかみえない」
とチサトちゃんに訴えたら、チサトちゃんが
「そうやねん。遺体がな、遺体すぎるねん。」と言う。
笑い泣く。

横浜で仕事中だった伊集院くんがあとからやってきて、もういちど一緒に棺へむかう。
柳田が「ああ〜、もう〜っ!!」とわたしの肩をぶって、離れていく。

「ねえ、ヒールのある靴を履く日がきてしまったよ。」と伊集院くんに言う。
「ほんまや。。。ヒールって、そういうことやったんかな」
「伊集院くんのせいやわ」
笑い泣く。

酔っぱらってへろへろの柳田に腕をつかまれて、ねこさんと3人で大阪へ帰る、
各駅停車で。
電車のなかでおかしなことを言ったり、知らないひとに手を振ってしまったりしている柳田。
相当呑んだ、というか、呑まれたんだな。

眠り始めた柳田が、わたしの反対側に座っている女性に倒れかかりそうなので、
必死に腕をつかんで揺り戻すのだが、何度でもむこうへ倒れ込んでいく。
両腕で柳田の左腕をつかんで引っ張っているのに。
重い。
ついに女性が席を立っていったので、
「あっちがわの壁にもたれて寝たら」とすすめて、柳田を離した。
寝ぼけて「さようなら〜」とひらひら手をふる柳田。

ねこさんは最初から、どこにも倒れずに眠っている。
柳田を離したら、どんどん寒くなって、こごえて、わたしはちっとも眠れない。
寒い寒い電車。
眠るおとこと、眠るおかまの間で。
pale blue