2012年1月1日日曜日

11月18日

昼間、作品のファイルをつくり、
母にたのまれていたピアノ伴奏をカセットテープに録音し、
家族のための夕飯を作ってから、

かな子さんに会いにいった。
このあいだあやねとくまさんといっしょにランチをたべた場所で、きょうは、夕飯をたべる。
わたしは、キッシュとサラダとスープ。それと、サングリア。
かな子さんは、ガレット、それと、サングリア。
来年の秋にひらかれる展覧会のことを話しに、
栃木県から大阪まで、きてくださった。

かな子さんというひとは、とてもおだやかでまろやか。
だけど、ちょっと、どこか、変わっている。

たぶん、だから、出会えたんだとおもう。
そもそも、この人との出会いも不思議だった。
おおよそコマーシャルギャラリーとはほどとおい性質のギャラリーでひらいたはじめての個展に、なぜか遠いところからきてくださった、学芸員さん。
それが、かな子さんだ。
このひとは、学芸員の世界の中で、ちょっとアウトローなんだろうな、という気がする。

そして、かな子さんと話をしたあと、徐々にわたしの中でかたまっていた扉の鍵が、
ちょっとずつひらいてくるのを感じる。
ほこりがとりはらわれて、部屋の中が見えてくる感じ。
ふしぎなひとだ。
ひととひとが会って起こる化学反応みたいなのをひさびさに強くあじわう。

サングリアですこし酔って、
道をまちがえ、行きたかった「ムジカ」には行けず、
北新地のすごいところにまぎれこんで、
その雰囲気に感心しあったりしながら、いっしょに帰った。