2012年1月1日日曜日

11月21日

ずいぶん前のことになるけれど、
ねこさんとご飯をたべていたときにわたしの言った言葉を気にしている。

あのとき、ある人の話になって、
わたしが「だってあのひとは、ひとことで言うと王様タイプだから」と言ったとき、
ねこさんが「僕は?ひとことで言うとどういうタイプ?」ときいたのだ。
おもわず、
「うーん、ねこさんは、王様じゃあ、ないな。ねこさんは・・・
『お父さんは心配性』っていうまんが、あったよね、読んだことないけど。
そういうタイプ」
って、読んだ事もないまんがのタイトルを出してしまい、
それはちょっとひどいなと思って、
帰ってからねこさんに
「訂正、ねこさんは、ひとことで言うと、博愛主義者」
っていうメールを送ったのだが、
それもそれで、どうなんだろう、と思ったわけである。

あなたは博愛主義者だね なんて言われても、あんまりうれしくないかもしれない。
そして、「王様」と「博愛主義者」っていうのは、見る角度がちがうだけで、
同じものなのかもしれないと思ったりもする。
しかもそこには、わたしのなかにある、
「おとこって、そういう感じじゃない?わたしにはそのへんよくわかんないけど」っていうような、
なんとなく距離をもった視点がふくまれている気がするのだった。