2011年6月25日土曜日

6月25日

6日ぶりに、まえの職場へおもむいた。
いりぐちの植物たちがまたも弱っていた。
店のあるじはさぞかし疲労困憊しているのだろう、どんな1週間だったのだろうなどとおもいながら、
すっかり枯れてしまったものを抜き、
水涸れしているものにたっぷりと水をやり、日陰へうつした。
少しおもてに水をまく。

午前中はあまりお客がみえず、うりものの絵本をみたり読んだりした。
絵本がたくさんあって、お客さんに尋ねられると必死でさがさねばならないので。

この本が気にいった。いつからあったのか。こんな本をおいていたことに気がつかなかった。

午後から、はじめて会うスタッフの人がきた。
かんじのいい人で、
このひとが私に直接なにかすごいことをするわけじゃないが、とてもはたらきやすくなった。

「いままで入ってみたいなといつも思っていたけど、なかなかこられなくて」
「気になっていたんだけど、いつも素通りしてしまって。はじめてきました」
というお客さんがおおく、
大人もこどももいっしょにサンプルのおもちゃやゲームで遊んで、
感動したり楽しんだりしまくって、
気に入ったのを買ってくれて、満ち足りて「またこんどきます」と帰っていった。

「わあ かわいいー」とか、「わーー、これはおもしろいね!」とか。
なんて純粋にたのしみをみつけてあじわえるひとたちなんだろう。
きっとまたあのお客さんたちがきてくれるだろうから、
まだお店は続けていかれるにちがいない。

帰り道、いつもとちがうことに気がついた。
頭痛していない。
初めて会ったあのひとが、究極にリラックスさせてくれたからじゃないだろうか。
そのひとも、ここではたらくのは今日だけだと言っていた。

店をしめるために必要だった鍵、かえさなきゃならない。
店のあるじに会わないままつとめていたの、妙だったな。
キーホルダーに2つの仕事場の鍵がぶらさがっているというのも、妙なものだったな。
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